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●大学は学生から学費を集めて運営するのが当たり前?

ハーバード大学は年収700万円までなら学費が無料、さらに対象者が寄付金を出してくれるため、収支大赤字ではないという。経営方針を考える上で参考になる。

年収が700万円までなら、アメリカの超エリート大学・
ハーバード大学の学費が実質タダになります。返さなく
てもいい奨学金が大学からもらえるのです。
なら、うちの息子もハーバードに行かせるか(ヲイ!
…冗談はともかく、ハーバード大学って学費が年350万
円、寮費なども入れると500万円ほどするのだそうで、
これがタダになるなんて気前のいい話ではありませんか。
でも、そんな気前のいい事をしてハーバード大学は収支
決算大赤字 → 廃校とかならないんでしょうかね?
…結論から言うとなりません。なるわけがないのです。
・卒業生からの寄付金が貯まりに貯まって『4兆円』!
・寄付金の運用利回り(2007年)が『23%』!
つまり、学費なんかゼロでも1年で1兆円ずつ金が増え
ていく(無論それなりに出費はあるでしょうが)という
とんでもない事になっているのです。
セコセコ学費を集めるよりも、貧乏でも将来大物になり
そうな若者をタダでかき集めて、10年20年後にタップリ
寄付金を出してもらう方が効率が良いというのが、アメ
リカらしいというか何というか。日本では想像すらでき
ません。
※元ネタ:
Harvardの戦略的学費値下げ:年収2000万円までのミドルクラス対象
学校を経営するといえば、「学費」でやりくりするのが
当たり前です。たぶん誰でもそう思ってることでしょう。
でも、ハーバード大学などの超エリート大学では、いつ
の間にやら「寄付金と運用利回り」の方が桁違いに大き
な収入源になっていたわけです。
グーグルだって見た目は検索エンジン屋さんですが、売
上のほぼ全額が検索結果やあちこちのホームページに表
示される広告からの収入ですから、実質「広告代理店」
と見るべきでしょう。
※ちなみにヤフーの広告収入の割合は利益の半分です。
「うちは●●業だから●●から利益を出すのが当たり前」
でも、当たり前のやり方「以外の」やり方だって考えれ
ばいくつも出てくるでしょうし、検討はぜひともしてみ
るべきでしょう。
 
 
ただし、怪しげな副業に手を出せという話ではありませ
んので、くれぐれもご注意ください。
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
「●●業だから●●から利益を出す」以外にも、もしか
したら利益を上げられる所があるかもしれません。

2008年1月8日商売の考え方

Posted by 新谷貴司